アロマを使ったテラピーの歴史

植物からの香りを活用したアロマテラピーの効果・効能は、随分と歴史を遡り古代エジプト時代から利用されていました。

 

アロマと香りの歴史について

この頃の植物の使用方法はというと、化粧品や宗教的な儀式、傷の治療などの薬の使用として用いられていました。

 

他にも、ミイラを作る際にはミルラやシダーウッドなどを使い、防腐剤としても植物が使われていました。
そして、このような植物の使い方がアロマテラピーのルーツといわれてます。

 

アロマテラピーの歴史

 

アロマテラピーというと「香り」のイメージが強いですが、どちらかというと本来は「植物の効果や効能ありき」での使われ方の方が正しいのです。
そして、後から「香り」に関しても注目が集まるようになってきたというわけですね。

 

世界中で活用

植物の成分は古代エジプト人だけに限らず、メソポタミア文明でもサイプレスやミルラなどが香料として使われており、中国やインド、ギリシャ、ローマ人にも使われていました。

 

やがて、時代を重ねるにつれて、権威などの象徴として香りが使われるようになり、そして化粧品などの香料としても利用され始めます。

 

主な歴史上の出来事

【紀元年300年ごろ】
古代エジプト人はミイラを作る際に、ミルラやシダーウッドなどを使い、防腐剤として用いたり化粧品や宗教儀式、薬などとして使用していました。

 

【紀元年100年ごろ】
クレオパトラは、バラを好み、自分だけの香樹園を持つほど愛用していたと言われています。

 

【1664年】
ロンドンでペストと言う感染症の病気が大流行しました。
とても災厄でしたが、なぜか香料を扱う人々や工場で働いていた人々の多くは、この病気に感染せずに済んだそうです。
この頃から人々はポマンダー(匂い玉)と言われるものを、感染症の予防や嫌な匂いを消すという目的に自分の身につけ使っていたそうです。

 

【1928年】
フランスの科学者ルネ・モーリス・ガット・フォセ博士は、ある実験中に手に大火傷を負いました。
その際に、たまたまそばにあったラベンダーを塗ったところ、驚くほどの速さでみるみるうちに傷が癒えたと言います。

 

これはとても有名なエピソードですね!
これを機にガット・フォセ博士は精油の本格的な研究を始めました。

 

【1937年】
前述のガット・フォセ博士は「アロマテラピー」と言う本を出版しました。

 

【1996年】
日本アロマテラピー協会(環境協会)が発足。

 

フランスでは医療行為として活用

それでは、各国の歴史だけでなく現状はどのように活用されているのか簡単に紹介していきます。
まず、フランスではアロマテラピーは医療機関や病院などで使われています。

 

医師の指導により精油を内服や座薬などで処方し、医療行為のひとつとして行われているのです。

 

イギリスでは医療補助の役割

一方、イギリスではアロマトリートメント(マッサージ)が開発され、美容やストレス解消や医療補助として用いられています。
明白な疾患がないのに、さまざまな自覚症状を訴える状態のことを、補足的医療と言いますが、それらを緩和させるために用いられているのです。。

 

日本

日本でも古くから「菖蒲(しょうぶ)」や「ゆず」など、植物からの成分などを利用してきました。
1980年代に、日本にアロマテラピーが導入され、当時は美容やリラクゼーションを目的として行われていました。

 

しかし、近年は代替療法としても使われており、医療機関などの中にも徐々に浸透してきてます。