成分と抽出方法

1種類の植物には約200以上の化学成分が含まれていると言われてます。
それらが互いに補完しながら生命体をつくっています。

 

精油の作用についても同じで、成分が複数集まることで色々な効果を発揮しているのです。

 

精油の成分

 

種類について

例えば、ユーカリやティートリーなどには「シネオール」という成分が含まれているのですが、このシネオールは殺菌や風邪などの感染症に用いられることが多いです。
シオネール以外にも様々な成分が含まれていて、それらが合わさった結果が、ユーカリやティートリーとしての効果となるのです。

 

精油の化学成分を大まかに分けると、次の7つのグループに分類されます。
勉強される方は大まかに覚えておくと役立つと思います。

 

(1)アルコール類

殺菌・消毒作用を持ち、身体の免疫力を高めます。
他にも肝臓の機能を高めたり心臓の働きを活発にしたりと、心と身体の強壮作用を持っています。

 

安全性が高いのが主な特徴です。

 

(2)酢酸

殺菌・消毒・免疫力の向上などがあり、安全性が高い成分です。

 

(3)アルデヒド類

発汗作用があり体温を下げるほか、炎症などを鎮める働きがあります。
その他リラックス作用もあります。

 

(4)ケトン類

傷や炎症を癒しリラックス作用があります。
ただすべてのケトン類にあるわけではありませんが、流産を引き起こす能性があるので使用する際には充分注する必要があります。

 

(5)テルペン類

殺菌・消毒作用がありウイルスを寄せ付けません。
他にも鎮静・鎮痛作用もあります。

 

(6)セキステルペン類

殺菌・消毒作用があり炎症やかゆみをとる働きや、血圧降下・不眠解消にも役立ちます。

 

(7)フェノール類

強い殺菌作用・消化促進作用があり、免疫を活発にします。
作用がとても激しいので使用する際には、充分注意してください。

 

精油の抽出方法

アロマテラピーに使われている精油は、どのようにして作られているのか、みなさんご存知でしょうか?

 

それほど多くの方法があるわけではないのですが、主な精油の抽出方法としては、

  • 水蒸気蒸留法
  • 圧搾

の二つがあります。

 

それぞれについて紹介していきたいと思います。

 

抽出方法について

 

水蒸気蒸留法

水蒸気蒸留法とは、低い温度で蒸留することで、精油の分解や変質を防ぐことが出来る方法です。
一般的な精油に関しては、ほとんどこちらの方法で抽出されます。

 

圧搾法

続いて、もうひとつの方法である圧搾法についても紹介していきます。
こちらは、レモンやオレンジなどの、柑橘系の精油の抽出方法として使われることが多いです。

 

やり方としては、果皮を圧搾してエッセンスを搾り出していきます。
アロマディフューザーなどを使用するだけでしたら必要のない知識ですが、抽出方法まで知っておくと、ますますアロマテラピーが身近なものとして感じることができますよね。

 

抽出するのに必要な量

精油に含まれる芳香物質の量は、わずかしか入っていません。
ですが、そのわずかな量を作り出すのには、その100倍の植物が必要になると言われています。

 

例えば1kgの精油を作るとした場合、ラベンダーなら約100kgが必要になります。
驚きの量ですよね。

 

また、高価なローズの場合は1滴を作り出すのに、50本ほどのバラが原料として使うことになります。

 

高価なオイルはそれだけ原料を多く使っているということなのです。
ですから、その分、精油のお値段も高くなるということになりますね。